尼崎市、武庫之荘の皆さま
こんにちは、尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義 (すぎやま まさよし)です。
今回は、精神的ストレスが原因の肩こりについてお話をさせていただきます。
ある調査によりますと、
精神が主導で起こる病気が7割
肉体面から始まる病気が3割といわれています。
まだまだ一般的には精神は軽視されがちですが、
精神が肉体に与える影響はものすごく大きいです。
肩こりの場合も同じで心身のバランスが大事です。
精神的ストレスが原因で肩こりになる場合は、
自律神経失調症をともなうことも多く、
現代医学が苦手としてきた分野です。
しかし近年、自律神経と白血球の関係から
ストレスがからだに与える影響が解かってきました。
自律神経というのは、
内臓の機能を始め全身の機能に影響を与え
それらを調節している神経で
自動操縦装置のような調節機能を持っています。
また、自律神経には
交感神経と副交感神経という
反対の作用をもっている2つの神経があり
両者が絶妙なバランスを保つことにより成り立っています。
一方の白血球というのは、
免疫といって体を病気から護る仕組みの
中心的な役割を担っている数種の細胞をいいます。
この数種の細胞のバランスが大事なのです。
ちなみに正常な白血球の割合は
顆粒球54~60% リンパ球25~41%
単球5%未満とされています。
この自律神経のバランスが崩れる原因は
過度のストレスやメリハリのない生活です。
過度のストレスがかかると
交感神経が優位となり
顆粒球という白血球が増えます。
反対に副交感神経が優位になると
リンパ球という白血球が増えます。
精神的ストレスが原因で起こる肩こりは
どちらの場合も極端になれば引き起こされるので
顆粒球とリンパ球のバランスが問題になってきます。
顆粒球が増えすぎると
からだに害を与えることがわかっています。
その害というのは
活性酸素を大量に発生させることです。
その結果、組織破壊が進んだり
血流障害がおこり疲労物質がたまることで
病気や肩こりの原因になるのです。
以前から自律神経が乱れ交感神経が優位になると
血行が悪くなり、
肩こりを引き起こすことは知られています。
一方、精神的なストレスが不足で
メリハリのない生活でも肩こりになります。
副交感神経が優位になりすぎて
リンパ球の数が増えても問題が起こるのです。
リンパ球が増えすぎると
異物に対して過剰反応したり
過度の血管拡張により血液がうっ血して
やはり血行が悪くなり、アレルギーや肩こりを起こします。
また、知覚が過敏になったり
氣力体力の減退や過食による肥満になることもあります。
このように自律神経の失調は
精神的なストレスが多すぎても
少なすぎても起こるわけです。
そして、どちらの場合も
肩こりの原因になるというわけです。
【ポイント】
自律神経のバランスが乱れて
交感神経が優位になりすぎても肩こりになり
副交感神経が優位になりすぎても肩こりになります。
左右の両極端を去ったところに中道あり。
(原因別による肩こりの分類)
● 骨盤、腰椎、股関節の障害が原因の肩こり
● 頸椎、顎、胸郭の障害が原因の肩こり
● むちうち、寝違いが原因の肩こり
● 歩行不足が原因の肩こり
● 尻もちや激しい運動が原因の肩こり
● 頭部のオーバーヒートが原因の肩こり
● 姿勢が原因の肩こり
● 精神的ストレスが原因の肩こり
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣