尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義 (すぎやま まさよし)です。
今回は、「歩くスピードと内臓機能の関係」についてシェアさせていただきます。
歩行速度と内臓の機能というのは関係があるということは、
Ý先生という歩行の大家から学んだ先生方からの学びにいろいろ
と実験しています。
内臓の健康にとって、たとえば、お腹の調子が悪い、下痢を
しているっていう場合は「ゆっくり歩行」と呼んでいますが、
165cmぐらいの身長を基準に言いますが時速3.5kmぐらいの
スピードの歩行です。
実際は、そんなこと考えていなくても、お腹の調子が悪い時は、
このぐらいのスピードになってしまい、速いスピードで歩くことは
なかなかできないのです。
それはなぜかということですが、この「ゆっくり歩行」時速3.5km
の歩行であれば、歩くうちに消火器系統の機能を整える力が働くからです。
具体的には胃腸の消化活動が活発になったり、そして胃腸の蠕動運動
が促されるなどの影響が出ますが、この歩くときの振動によるところが大きいです。
歩くときのコツ、コツ、コツというリズムですね。この振動
が胃の消化であったり腸の蠕動運動に対して影響を与えます。
それともう一つ、歩行姿勢とも関連しますが、しっかりと背筋を
伸ばし、胸を起こすことで腹部が持ち上がり内臓下垂が改善されるので、その状態で歩くことも大きな影響を与えます。
続いては「しっかり歩行」です。
ゆっくり歩行の時速は3.5km程度でしたがしっかり歩行は
時速4.5kmぐらいです。
このしっかり歩行というのはスピードでいうと、まだ会話が
できるレベルの速度です。楽しく語らいながら歩いているような感じ、もしくは周りの景色を見ながら、しっかりと足を踏み出して
いるという感じです。
このスピードが、なぜ内臓にいいのかというと、
この速度域では腎機能であったり泌尿器系の機能を整える力が
働くからです。
それは、これも振動が与える影響が大きいのですが、例えば腎臓
のろ過です。腎臓のろ過機能が、歩く振動によって活発に動くように
なります。それは腎臓に負担をかけるのではなく腎臓を助ける行為に
なります。
たとえば裏ごしです。料理を作るときの裏ごしのときに、じっとしていると遅いのですが、トントンと刺激を加えるとその裏ごしが
速く進みますが、これと似ています。
ですから、腎臓の働きを助けてあげて負担を軽減することが
できるので、腎臓の機能が整いやすいということがあります。
また、量がしっかりと尿がたまるので膀胱の方にも圧がかかり、
これが適度な刺激となります。
次は「しっかり速歩」、これは時速5kmぐらいのスピード、165cmぐらいを基準に考えてますが、時速5kmぐらいのスピードで歩きます。
これは、普段歩いてない方であれば、軽く息が弾むぐらいのスピード
です。少し速歩で歩いているという自覚ををともなうスピードです。
このスピードで歩くと、呼吸循環器系の機能に軽い負荷がかかります。
ですから、心臓とか肺に軽い負荷がかかります。この軽い負荷による
刺激は呼吸循環器系の活性化に繋がります。
心臓や肺に強い負荷がかかったら、胸が苦しくなりますが、軽い負荷
であれば、初めは少し苦しいのですが、慣れるに従って逆に機能を
整える方向に働きます。ですから、心臓のリハビリなんかにも使用
されています。
次は「ダイナミック速歩」です。
これは時速6.1kmぐらいのスピードですが、これは、私たちの
日常ウオーキング時のスピードです。
あるショックを受けた方が、その契機に呼吸循環器系統を
悪くされたとのことでした。
その時には、胸が苦しくて上記のスピードでは、歩けなかった
とのことでした。その時は、「しっかり速歩」呼吸循環器系の
歩行で歩いておられたとのことでした。
このように人間の体は良いことをよく知っています。
このダイナミック速歩になると、若返り筋を使って胸を張り、
みぞおちの奥から足を伸ばすような感じで自然に歩幅が開き、
後ろ側の脚のお尻から足先までを伸ばして地面を蹴るような
感じで颯爽と歩くようになります。端から見ても元氣に満ちている
ように見えます。
このダイナミック速歩で歩けるようになると、軽い骨格の
ゆがみが整復されてしまったり、また氣力や活力がアップし、
歩くことで内臓や骨格全体を整えることができます。
この歩行ができるような体を取り戻すのが5ステップからなる
「若返り筋メソッド」の目的と申し上げても過言ではありません。
ただし健康状態が悪いときにはこの歩行はできませんし、
無理してすべきではないと思います。何事にも適切な段階が
あるからです。
若返り筋メソッドのステップアップを通じて、すべての人に
ダイナミック速歩ができるようになって、健康維持増進して
いただきたいと願っています。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣