尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。
本日は、「正しい歩行姿勢」についてのお話をシェアさせていただきます。
正しい歩行姿勢とは
それでは、正しい歩行姿勢についてお話をさせていただきます。
まず大切なことは、若返り筋(大腰筋)というインナーマッスルが
しっかり機能した状態で歩くことです。
ただし、若返り筋(大腰筋)が弱っている人は、すぐに使えるわけではない
ので、体幹インナーマッスルの若返り筋(大腰筋)がしっかりと働く体を
取り戻す必要があります。
このためのステップが若返り筋メソッドですが、ここまでの段階
をクリアーした結果、全身の柔軟性、特に体幹の柔軟性が大幅に
アップします。
これによって、しっかりと若返り筋が使える体、体幹の深層筋である
インナーマッスルが使える体になるわけです。
若返り筋が働く体になれば、どんな変化が現れるかといえば、
まず背筋が伸びます。無理に伸ばそうとしなくても伸びます。
そして、べつに無理をしなくても、頭が前のめりになったり猫背に
なったりしなくなり、閉じていた胸は開き、首はすっと上に伸びる
ようになります。
この時に骨盤が後傾せずに直立していることが大切です。
骨盤の後傾はデスクワークによって発生しますが、この後傾習慣が
残っていたり、骨盤周辺の硬さが残っていると、残念ながら
正しい姿勢では歩けないのです。
毎日繰り返し長期間のデスクワークの多い現代人の場合は、
骨盤が後ろに倒れて寝ないように意識して、骨盤をしっかりと
立てることが第一、そして、胸が持ち上がり、胸を閉じないようにする
ことが大切です。
あともう一つは、股関節から下にゆがみがないこと、ゆがみを作らない
ことです。これは股関節から下が開いていたり、膝が外に向いていたり、
足首が内や外を向いていたりというふうに、こういう関節のゆがみがあると、軸がぶれて正しく歩けないので、股関節の可動域を広げることも大切です。
これは股関節三軸体操を行っていくと修正されるので、一通りのステップアップをした方は、こういう問題がなくなっています。
そしてこの正しい姿勢を作ることによって、いろんなトラブル、特に中高年に起きる変形性の疾患など関節のトラブルとか、筋肉の痛みや関節炎など、
こういったものはかなり軽減するのです。
そして正しい姿勢で歩くことを指導してきた多くの先生方の活動や、長年の
啓蒙活動の実りもあって、2010年頃であれば9割の方が正しい姿勢で歩けて
いなかったのに、最近では、これが3割ぐらい改善している感じがします。
けれども、まだ6~7割近い方が正しい姿勢で歩けていないという
現実があります。
ですから、今後もまだまだ改善の余地はあるので、若返り筋(大腰筋)
を使った正しい姿勢を作るための活動を続けていきたいと思います。
つづく。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣