尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。
今回は、「姿勢の復元には順番があります」というお話です。
それでは、お話をさせていただきます。
姿勢が悪くなる代表的なパターンは、骨盤が後ろに倒れて背中が丸くなり、
その流れでずるずると姿勢が崩れていくというお話をしましたが、
このパターンに陥るのを防ぐには、原点に戻って考えることが大切です。
まずは現状把握からはじめ、理にかなった姿勢をインプットし、
それを脳に覚え込ませることから始めるのが一番の近道です。
つぎに、姿勢が悪くなったプロセスを知り、時計の針を逆回り
させるように復元のプロセスを学び実行する必要があります。
そこで第一番目に行うことは、弱くなって硬くなった体幹インナーマッスルの若返り筋(大腰筋)を再生し、その機能を取り戻すことから始めます。
なぜなら、骨盤が直立するためには若返り筋の機能を取り戻すことが
絶対に必要であり、ここが正しく機能しないと骨盤が立たないからです。
そこでまず行うべきことは、若返り筋の存在を意識することから始め、
その忘れていた使い方を再教育することです。
骨盤から首筋までの背筋をピンと伸ばすことができない、
背中が丸くなっている人は、若返り筋が弱っていたり萎縮し硬化したり
しているので、もう一度、その存在を意識してその使い方を思い出すこと
が絶対不可欠となります。
体幹を積極的に使う仕事の人は別としてたいていの中高年者は既に
若返り筋が弱っているので、まずそこを刺激し活性化させることです。
そのために用意されているのが筋肉絞り体操(ステップ1)ですが、
これは体幹インナーマッスルの若返り筋を積極的に使い全身を
活性化するための体操として重宝されています。
そして若返り筋が復元して使えるようになったら、つぎは若返り筋の
強化が必要です。
なお、肉体労働など体幹を使う仕事の人の姿勢が崩れにくいのは、
体幹を使わないと傷めたり疲れやすいことを経験的に知っているからです。
実際には、働く仕事の人よりデスクワーカーが、運動愛好家よりも
運動苦手な人が、若者より中高年者が、男性より女性が、元氣はつらつの
人よりも痛みや不安がある人が、若返り筋が弱っているので姿勢が
崩れていきます。
ですから若返り筋メソッドというのは、姿勢回復のためのメソッドでも
あるのです。
若返り筋の強化のためには、つるかめ体操(ステップ2)が用意されてい
ますが、この工程を経ることで、若返り筋が本来あるべき状態に戻って
いきます。
さらに、股関節三軸体操(ステップ3)を経ることで、骨盤と股関節
周りの柔軟性や機能が回復するので姿勢は根本から改善されていきます。
それ以上の体力が必要な人向きには、深浅・連動筋トレ(ステップ4)
を定期的に行うことで、中高年の日常生活では余力が生まれます。
そこまでいけば、若返り筋ウオーキング(ステップ5)がごく自然におこなえるようになり。内臓と骨格の健康を維持出来るようになります。
ここまでが若返り筋メソッドですが、特にこのメソッドで喜ばれているのは、未病やどこか痛いところがあるなど健康面で不安を抱えている人や、デスクワーカーなど座り仕事の人、運動苦手な人です。
それらのお悩みを抱えている人が、それぞれの現状の立ち位置を自覚
したうえで、順番に段階的にステップアップしていくという流れに
なります。
ある女性の方からは、電車内でつり革につかまらなくてもバランスを
とれるようになったのが嬉しいというお声をいただいております。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣