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姿勢が劣化する本質❣

尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは

尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている

もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。

 

今回は、「姿勢が劣化する本質」についてのお話とその解消法について

シェアさせていただきます。

 

姿勢が悪くなり固まってしまうと、さまざまな問題を引き起こします。

 

ところで姿勢の劣化というのは、なぜ起こるのでしょうか?

 

もちろん老化に付随するといえばそうですが、そのきっかけは、

理にかなわない姿勢を続けることで体に癖がつくことです。

 

姿勢が崩れるとゆがみが発生する、体は歳とともに硬くなっていく、

体力や筋力が落ちると姿勢が悪くなるなど、姿勢の劣化については

いろいろいわれています。

 

確かにその通りでどれも正しいのですが、その本質部分は

骨盤と股関節にあります。

 

背骨というのは頭蓋骨の下にある頸椎が7個、胸椎が12個、

腰椎が5個、その下に骨盤の一部である仙骨があり、さらにその先に

尾骨が付いている、という構造になっています。

 

そのすべてを背すじと呼んでいますが、この頸椎から腰椎までを

伸ばすということは誰でもイメージしやすいのですが、その下の

骨盤部分はイメージしにくいようです。

 

じつは、この頸椎から骨盤までのラインが綺麗に繋がっていると、

姿勢が崩れるのを防ぐことができます。

 

ところが、座り仕事で椅子に座っているときに、背もたれに

もたれることで骨盤が後ろに倒れてしまい、これによって

骨盤後傾します。

 

このとき、背すじ全体が伸びたまま背もたれにもたれるのなら

若返り筋(大腰筋)の力が抜けないので姿勢は崩れないのですが、

背もたれにもたれて力が抜けてしまうと骨盤が後ろに倒れて

背すじのラインが崩れてしまいます。

 

このように骨盤が後ろに倒れてしまうと、背すじ全体がまっすぐに

伸びないというだけではなく、お腹の力が抜けてインナーマッスルの

若返り筋(大腰筋)がどんどん弱っていくのです。

 

ところが、この座り姿勢がもたらす問題点を理解している人は

少ないのが現状なので、知らず知らずのうちに日常の延長線で

姿勢が悪くなっていくというメカニズムが働きます。

 

こんな感じで進行していきますが、問題はそれだけではありません。

 

背骨は連動しているので、上の方では猫背になり、巻き肩になり、

頭が前にのめってスマホ首となり、背中全体に丸みを帯びてきて、

姿勢が崩れていくのです。

 

この元になり根っこにある問題が骨盤の後傾という背骨と骨盤の

連続性の破綻なのです。

 

 

これが姿勢劣化のメカニズムですが、腰椎から上の背すじに対して

骨盤が後ろに倒れて固まってしまうと、ちょっとやそっとでは

背すじが伸びなくなります。なぜなら、その姿勢を正常と誤認識してしまう

ことで、関連の筋肉など軟組織も変化、変性してしまうからです。

 

ですから、まずは骨盤をしっかりと立てるようにすることが、

姿勢の復元、再生のためには必要となります。

 

よく姿勢を良くしようとして、無理やりギュッと背すじを伸ばして

頑張っている姿を見かけますが、実際に癖がついていると、めちゃくちゃ

苦行のようになって無理が伴うので長続きしません。

 

一度こうなってしまうと、骨盤を立てるといっても簡単なことではなくて、

骨盤を立てるのに一番関係が深い若返り筋(大腰筋)の再生が近道と

なります。

 

そのために筋肉絞り体操や、つるかめ体操などが用意されている

のです。

 

とりあえず、まずすべきことは、骨盤が後ろに倒れていないかと、

まっすぐ立てることができるかを確認し、現状把握することから

始めることです。

 

そして、現状にあった対策を施し実践することが大切です。

 

まず現状把握から始め、つぎに若返り筋(大腰筋)を刺激し

鍛えていく中で、骨盤がしっかり直立するところまで突き進む

ことです。

 

これで骨盤が立つことの意味が分かっていただけたと思いますが、

骨盤が垂直に立つ姿勢をもう一度取り戻すことが肝になります。

 

もちろんその後の行程もありますが、姿勢の復元がステップアップの中で

自然にできるのが若返り筋メソッドの一番大きな価値です。

 

そのためにもまず大事なのは、骨盤が立っている状態がどんな感じ

感覚なのか、ということをもう一回再認識すること、まずここを

確認して体の使い方を脳に再教育することが必要なのです。

 

一番わかりやすい方法としては、正座をしたときに、背すじを

ピンと伸ばしてみると、大半の方の骨盤はまっすぐ立っています。

鏡やお写真で確認してみてください。

 

それがどういうわけか椅子に座ると、大半の人は骨盤が倒れて

しまうという結果になってしまいます。

 

その理由は、一つは骨盤を立てることの重要さを理解していないこと、

もう一つはどんな姿勢が骨盤が立つ姿勢なのかが分からないこと、

そして骨盤が立った姿勢はどんな感じなのか実感できないこと、

ここが体感覚的にわからないと根本的解決はできないのです。

 

ですから、若返り筋メソッドでは、この姿勢のリセットを重視

していますし、どんな硬い人でも最短で軟らかくなる道を用意して

いるので、難しいことは考えなくても良いようにできています。

 

この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣