尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。
今回は、ある先生のもとに寄せられた質問が、みなさまの参考に
なりそうなので、シェアさせていただきます。
Ⓠ プールでの歩行は効果があるのでしょうか?
A
プールでの歩行は、太って通常の歩行が行えない人には
導入法としてオススメできます。
その他では膝の炎症や変形があり痛くて歩けない、
というひとにも有効な方法でしょう。
このように水中歩行は、
何らかの事情があって陸上では歩行ができない
というひと向きの方法です。
(わたしたちの考える水中歩行のメリット)
① 水圧がサポーター代わりに働き患部を保護してくれる。
② 浮力が体重を軽減し患部の負担をやわらげる。
③ 歩くとき水の抵抗が筋力をアップさせるという効果がある。
20年以上前なんですが、足首を捻挫して痛めた数日後に、
プールに行く機会がありました。
実際にどうなのかという体験をしたことがありました。
陸上では、痛みをかばってまともに歩けなかったのに、
プールの中では楽に歩くことができました。
不思議と水中では痛くありませんでした。
プールから上がるとやはり痛くなりましたが、
翌朝には劇的に回復していたのです。
プールに行ったことで回復速度が急加速したようでした。
水圧を利用した運動で関節や筋肉が整復され、
水が内部の炎症から出る熱を奪い・・・
理論は知っていたのでなるほどーと感心いたしました。
では、水中歩行をどなたにでもオススメするかといえば、
じつはそうでもありません。
(なぜ一般的には水中歩行をオススメしないかというと)
① 人間は陸上で生活するのが普通なので、
陸上で歩く方がより自然な姿だということ。
② お金がかからず、空いた時間で、
どこでも出来るのが歩行の長所なのに、
お金がかかり、施設までの行き帰りの時間もかかり、
陸上でも歩行に比べ氣軽に出来ないこと。
③ プールはいくら温水だといっても体温が奪われる傾向
があり、特に冬場は体が冷えるので神経痛などを起こし
やすいこと。
以上の理由から、
一般的にはプールでの歩行ではなく、
陸上での歩行をオススメしています。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣