尼崎市、武庫之荘の皆さま
こんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義 (すぎやま まさよし)です。
肩こりのタイプと解消法をお話させていただいてます。
(肩こりの7つのタイプ)
● 骨盤、腰椎、股関節が原因の肩こり
● 頸椎、顎、胸郭が原因の肩こり
● むちうち、寝違いが原因の肩こり
● 頭部のオーバーヒートが原因の肩こり
● 運動不足が原因の肩こり
● 尻もちや激しいスポーツが原因の肩こり
● 精神的ストレスが原因の肩こり
今回は、むちうちとの関連についてご説明させていただきます。
むちうち損傷というのは、
自動車に乗っていて追突された時などに、
よく起こす頸の損傷のことです。
頸がムチのようにしなって痛める、
という連想からついた名前で交通外傷のひとつです。
じつは、大半のむちうち外傷には、
この名前は当てはまっていません。
なぜならば、
頸がむちうつ前に、すでに痛めているからです。
少し難しいお話ですので、
後方からの追突の場合を例にあげさせていただきます。
衝突の瞬間に生体カンナ効果という力が働いて、
(例 タバコの箱の上から指先でポンと叩くとタバコが飛び出る
現象)
反動で頭が後方に動くことが確認されています。
衝突の瞬間、
頭と頸の繋ぎ目をすでに痛めているのです。
これを無視または見落とし、
その次に起こるムチウチ現象を
中心に考えているので本質が間違われています。
このカンナ効果を見落としていたために、
長年、適切な治療が施されずに、ムチウチ損傷は治りにくい
といわれてきました。
このダメージは、MRIやⅩ線でも分かりにくいのです。
そのために本人は正直に、
つらい症状を訴えているのにもかかわらず、
不定愁訴(ふていしゅうそ)といって、
どこも悪くないのに症状を訴えていると勘違いされて、
心身症扱いをされてしまうこともあります。
最近は問診や検査の技術がアップしており、
かなりのところまで分かるようになりました。
たとえば、
頸や肩のこりが事故と関係しているのかどうか。
その前からあったものなのか。
こんなことまで簡単な検査でわかります。
また、ムチウチ損傷は程度によって分類されますが、
あまり意味がないように思います。
分類以前に理解が不十分なため、
治療法が定まらないことのほうが問題です。
信じがたいことですが、
進歩した今現在でも、治せない又は治りにくいのが普通です。
そして、そのうちの何割かは、
何年たっても治らないままに、
頸や肩こりの慢性症となって残っているのです。
しかし、実態を正しく理解をして、
正しい見立てと治療を施せば治ります。
少し難しい内容ではありましたが、お付き合いくださいまして
ありがとうございました。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣
次回に続く、