尼崎市、武庫之荘の皆さま
こんにちは、尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長 杉山正義（すぎやま まさよし）です
近年、骨盤に対する皆さまの意識が高まってきました。
骨盤調整の依頼も増えていますので、前回に引き続き
産前産後の骨盤ケアのお話をさせていただきます。
〇 産前編②
（骨盤を守る腹帯）
腹帯には4つの役割がございます。
1つ目 、骨盤の安定。
2つ目 、お腹全体の保護。
3つ目 、保温。
4つ目 、ご本人と周囲の母親のじかくのため。
（腹帯とゆるみ腰）
骨盤の保護や固定にとっての腹帯の役割は、
「ゆるみ腰」や「開き腰」が起きないように予防することです。
「ゆるみ腰」とは、
骨盤の左右後方にある仙腸関節が、
ネジがゆるんだように不安定になることです。
「開き腰」とは、
ゆるみ腰状態から骨盤が横方向に開いた時をいいます。
これらが腰痛をはじめ、
様々な全身に及ぶ不調を引き起こしていきます。
産前産後の骨盤に負荷が掛かる時期に
ゆるみ腰を発症して、
体調や体質をに変調を来すことも少なくありません。
骨盤は上から見ると、
仙骨と左右の寛骨が仙腸関節で繋がって環状になっております。
お腹が大きくなるにつれて、
仙腸関節には引き裂かれるような力が働き、
「ゆるみ腰」になりやすい環境となります。
これを防止するのに最適な方法が
伸縮しにくい素材の腹帯を巻くことなのです。
腹帯を巻く時期は妊娠5ヶ月から出産まで。
そして、出産直後から約1ヶ月間です。
この出産直後からの約1ヶ月間は
特に重要な時期です。
この時期の腹帯は骨盤の保護が目的ですが、
これをないがしろにすると大変なことになります。
次回は、出産後の骨盤固定についてお話をさせていただきます。
