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皮膚の動きは肩こりの盲点?

尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは

尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている

もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。

 

今回は、「皮膚の動きは肩こりの盲点」として、

肩こりに対する皮膚の整復術についてのお話をシェアさせていただきます。

 

(皮膚の歪みと肩こりの関係)

 

さっそくですが、

肩の皮膚の健康度を実験していただきましょう。

 

利き手の親指と人差し指を使って、

首か肩の皮膚だけをつまんでみて下さい。

 

痛みもなくつまみ上げられた場合は、

その部分の皮膚は潤滑が良い健康な状態です。

 

痛くて、または硬くてつまみ上げられない場合は、

その部位の皮膚の潤滑が低下しています。

 

これを皮膚のゆがみと呼んでおり、

皮膚の整復術が必要な状態です。

 

(日常行う3つのゆがみチェック)

 

ここで、皮膚を含めたゆがみのチェックについて、

簡単にご説明させていただきます。

 

日常の臨床では3つのゆがみをチェックしています。

 

① 骨格のゆがみ

② 筋肉のゆがみ

③ 皮膚のゆがみ

 

1、 骨格のゆがみ

 

骨格のゆがみとは関節の潤滑不全のことですが、

 

たとえば、

立ち姿勢を正面や側面から見たときのゆがみ、

顔のゆがみ、など骨格のゆがみをチェックします。

 

また、立ち姿勢で前屈や後屈をしたとき、

体を捻じったりしたときの、

動きの中で発生するゆがみをチェックします。

 

2、 筋肉のゆがみ

 

筋肉のゆがみとは、

筋肉の腫れなど炎症のことではなく、

筋肉の伸縮力や活性度の低下をさします。

 

その代表的なものは筋肉の硬化です。

 

その部分を触ったり押圧したり、

関節の動きを通じて伸縮を診たりします。

 

3、 皮膚のゆがみ

 

皮膚のむくみや腫れ、皮膚のつやや変色、

皮膚の水平方向の動きというものを診ます。

 

この皮膚のゆがみ、潤滑不全が、

皮膚の整復の対象となります。

 

(皮膚の潤滑不全)

 

皮膚の潤滑不全とはどんな状態でしょうか。

 

簡単にご説明すると、

皮膚と皮下の間が滑らかに動かない状態です。

 

健康な皮膚の場合は、

皮膚を指で押さえながら水平方向に動かすと、

体液が潤滑剤となり、

皮膚は何センチも動きます。

 

だから、つまみ上げる余裕があるのです。

 

一方、潤滑が悪い不健康な皮膚の場合は、

皮膚を指で押さえて水平方向に動かそうとしても、

皮下とくっついてあまり動かないのです。

 

(皮膚が動かないとどうなる)

 

では、皮膚が動かないと何か問題があるのでしょうか。

 

次は、そこに踏み込んでみましょう。

 

皮膚の動きが悪いと起こる症状

 

1、皮下の体液の流れが悪くなる

2、皮下の筋肉や関節の動きが悪くなる

3、皮膚の色つやが悪くなる

4、皮下にセルライトができやすくなる

 

たかが皮膚の滑りが悪くなっただけで、

このように様々な症状が発生します。

 

首こりや肩こりの場合、

筋肉が張っている、血行が悪い、

という一般的に知られていること以外に、

 

皮膚が硬くなり、こっているという人が大勢います。

 

さらに、悪循環の中で、

筋肉が硬い、関節が硬い、体液の流れが悪い、

という3拍子そろっている人も少なくありません。

 

このように

皮膚の硬さについては意外と盲点となっており、

注意深く触らなければ見落としてしまいます。

 

首こり肩こりでいうと、

慢性のこった部位は皮膚が動かない可能性大。

 

まずは、いろんな部位の皮膚をつまんでみて、

皮膚の健康を確認して下さい。

 

そして、硬いところが見つかれば、

とりあえず、つまむとよいでしょう。

 

この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣