尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義(すぎやま まさよし)です。
今回は、「頭痛と心の関係」についてお話をさせていただきます。
頭痛を経験したことのない人はまれだと思いますが、
心との関係についてはあまり考えませんね。
日常、頭痛を訴えられる方はいますが、
首などゆがみが関係しているのでは?
と感じてお越しの方が多いです。
実際は、ゆがみ関連がほとんどで、
潤滑整復術で一回で改善するというケースも多いのですが、
今回のテーマである心との関係は、
常習性の頭痛と感じていただければよいでしょう。
現代医学の世界では、
いろんな頭痛が分類されていますが、
心と直結しているのは心因性の頭痛です。
これは、心の葛藤などの
精神ストレスにより起きるとされていますが、
実際は頭痛になりやすい、
心の傾向性があるようです。
精神の統一が苦手なタイプの方です。
精神の統一というのは、
姿勢を正すように心を正す方法ですが、
これをするには、ひとり静かな時間が必要です。
ところが現代人の多くはこれが苦手で、
いつもテレビがつけっぱなしで、
精神統一のチャンスが生まれない、
こんなケースが多いのではないでしょうか。
特に60代以上の人にはよく見かけます。
50代以下でもいつもスマホを使っている方の場合も、
似たようなことがいえます。
総じて精神統一の習慣がない、
こういうのが苦手な人が結構多いようです。
いつもテレビが付いていないと落ち着かない。
集中力が続かず氣が散ってばかり、
落ち着いて本が読めないなどもこれにあたります。
また、一つのことでくよくよと悩んでいるとか、
特定の人のことを思い浮かべているなど、
何かに執着しているのは集中とはいえず、
精神の統一とは真逆である執着の状態といえます。
執着は心がある方向に引っ張られ、
心は平静では無くなる状態ですが、
精神統一とは、
雑念が去り心の波立ちが消える流れです。
高い集中力といっても良いでしょう。
これに対して頭痛というのは、
集中力がなくなっていく流れです。
頭痛がありながら、
何かに集中するというのは至難の業です。
別の見方をすると、
何かに集中したり心を見つめる習慣がない場合は、
頭痛を引き寄せやすいといえます。
頭が痛いと、物事に集中できなくなる、
これは心を見つめることが苦手な自分を、
合理化するために出ている症状ともいえ、
考えたくないから頭痛になるというわけです。
よく「自分が思うようにいかずに頭が痛い」
という人がいますが、
考えたくないというサインでもあります。
頭が痛い問題をさけて考えなくてすむように、
頭痛を引き寄せるという図式です。
• 解消法
解消法は、
自分にとって頭が痛い問題は避けずに正面から向き合うこと。
これしかありません。
まずは、静かなところで心を平静にすること、
内省して自分の心を見つめること。
つぎに、冷静な第三者の目で、
問題や悩みの本質に切り込んでいくこと。
たとえ、それが自分に不利益なことであっても、
自分が関わっている悩みであることを自覚し、
損得をいったん外して考えることが大切です。
自分の中で嫌だと思っていることを避けて通らない、
それぞれの立場に成り代わって考えてみる、
それは立場を変えると見えてくることがあるからです。
仏教ではこれを反省行といいますが、
問題を避けずに受け入れることが大切です。
こういう習慣がつけば、
その手の頭痛は消えていきます。
もうひとつは体から入る方法です。
これには有酸素運動、
特にウオーキングは手軽で即効性があります。
とにかく30~40分はノンストップで歩くことです。
脳内ホルモンが動き出すことはもとより、
血液循環や氣の流れが改善されるので、
頭痛や頭の痛い問題は軽くなります。
これは対症療法ですが、
習慣にすれば、
歩いている間にも心を振り返ることができるので、
根本療法に繋がります。
まずは、歩くことから始めると、
心が軽く楽になりキッカケがつかめることでしょう。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣