尼崎市、武庫之荘の皆さまこんにちは
尼崎で生涯自分の足で歩くお手伝いをしている
もとまち整骨院の院長、杉山 正義 (すぎやま まさよし)です。
今回は、「硬い股関節はトラブルのもと」だということを
シェアさせていただきます。
若返り筋メソッドでは、体幹インナーマッスルとともに股関節を
重視しています。
なぜなら、股関節と骨盤が硬いと若返り筋を十分に使えないからです。
そこで股関節が硬くなると何が問題なのかについて
解説をさせていただきます。
まず股関節が硬くなる原因として圧倒的多数は、長時間の
座り姿勢です。
たとえば、長時間のデスクワーク、立ち仕事など単調な動作の
仕事、股関節を積極的に使う習慣がない、脚や腰の外傷が原因
で股関節が硬くなるなど、いろんなパターンはありますが、
圧倒的に多いのは、長時間の座り姿勢です。
では股関節が硬いとなぜ困るのかということですが、股関節は
モビリティ関節といって、動く範囲が広く大きな関節なので
影響力が高いからです。
また、股関節が硬いと、その代償として周辺の関節、たとえば
骨盤や膝や足首までストレスがかかり、ゆがみが出るのでやっかい
です。
ですから、股関節が硬いために別の部位に無理がかかって痛みが
出る。たとえば歩きすぎたり屈伸しただけで膝が痛む、少し運
動しただけで足首が痛くなる、こんな不調が発生します。
これは股関節の可動範囲が狭くなるなど硬くなることが周辺に
影響し、そのストレスが脚のゆがみ、背骨のゆがみ、骨盤の後傾、
脊椎や肩にまで影響を及ぼし、それらの機能を低下させるからです。
なぜ股関節がそれだけ大きな影響を及ぼすかというと、
股関節が全方位型の球関節であることや、股関節は体の半分以上の
容積がある殿筋群に取り囲まれていること、股関節の運動に関与する
筋肉の数がものすごく多いことなど、何かと日常動作に関わっている
からです。
この股関節の硬さが原因で、慢性の痛みや変形性の関節症など
様々な問題が発生します。だからこそ、ここを何とかする必要がある
のです。
実際は、股関節内でどんな変化が起こるのかというと、関節内では
潤滑圧の低下、これはかみ合わせが悪くなるということですが、
かみ合わせが悪くなると、力が入りにくい、スムーズに動かせない、
動く範囲が狭くなるなどトラブルが発生します。
また、大腿四頭筋やハムストリングス、腸腰筋や殿筋群、内転筋群や
外旋筋群など、股関節に関与する筋群の委縮による伸縮力の低下、
これらも股関節を硬くします。
それ以外では、セルライトや筋膜の癒着など、皮膚や筋膜の潤滑障害
によって表面が硬くなりこれも股関節を硬くします。
また股関節というのは、免疫力や内分泌系にも関与しています。
なぜなら、股関節が硬くなると、全身の骨格にまで硬さが拡がって
いくことです。これが血管系や自律神経系を通じて内臓機能や免疫力に、
また男性更年期障害にも影響するといわれています。
実際の臨床では、股関節が硬くなると、腰痛や肩こりやなどの症状が
出たり全身の運動機能が低下することは明らかです。
そして股関節まわりには殿筋群が集まっているので、全身の代謝が
低下しますし、骨盤の上に内臓脂肪や皮下脂肪が溜まりやすく、
体液循環にも影響します。
また腸は免疫細胞が集まる臓器ですが、股関節が硬いと腸への
刺激は低下、骨盤は後傾してポッコリお腹となり、内臓は下垂します。
このように、股関節が硬いと、全身に影響が及ぶので、股関節を
軟らかくし、その機能を取り戻すことはとても大切です。
若返り筋メソッドでは、若返り筋(大腰筋)を使うことで体幹を
サポートしながら、股関節を効率的に強くそして軟らかくすることが
可能になりました。
この情報が、どうか必要とされる方々に届きますように❣